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新人PGに一押しの良書

新人PGに一押しの良書

「プログラマの考え方がおもしろいほど身につく本」の着眼点

JavaやC言語について学ぶ、と聞くと、多くの人は「その言語の文法や命令などを覚える」ということを想像するでしょう。実際の教育や専門書などもそうですし、そうして学んだ人々は「その言語でプログラムが書ける人」と見なされます。しかし、実際はそうではありません。
たとえば、私たちは英語の文法や単語を覚え込まされ、学校内のテストや大学受験などで何度もその知識を試されてきたわけですが、いきなり「現在のあなたを取り巻く状況について英語で書きなさい」と言われて、スラスラと書ける人はそう多くはないでしょう。プログラムも同様で、「知識がある」ということと、「それを活用してゼロから何かが書ける」ということはイコールではありません。
そこに着目したのが今回おすすめしたい「プログラマの考え方がおもしろいほど身につく本」です。

プログラマの考え方がおもしろいほど身につく本

プログラマの考え方がおもしろいほど身につく本

一般的なプログラムの専門書が「すでにプログラマ的考え方を持っている人」に向けて書かれているのに対し、この本は「プログラマ的な考え方」について説明し、それを学んでもらおうという考えで書かれているのが大きな違いです。

知識だけではプログラムは書けない

先程の英語の例に戻りますが、「なぜ英語の文章が簡単に書けないのか?」と言えば、それは「英語の文章が書ける人間のような考え方ができないから」です。
英語についての知識があれば、単語や熟語の意味はわかりますから、一文の意味を理解したり、ある程度長い文章を読むことはできますし、「抜けている単語を補う」といった問題を解くこともできます。しかし、残念ながらそこまでです。真っ白な紙に「好きなように文章を書け」と言われると、多くの人の手は止まってしまいます。
プログラム言語の場合も、これと同じです。他人の書いたプログラムを読んで大まかな意味を理解したり、ミスを修正したり、サンプルを拡張したりすることはできるものの、いざプログラムをゼロから作ろうと思うと、何から書き始めれば良いのかわからなくなってしまう、という新人は珍しくありません。

先に進もうとしている人に向けた良書

本書は、こうした新人に「現在の問題点など自分の考えをまとめる方法」「その解決法や対処法の見つけ方」などを教えてくれます。また、「このような場合に、一般的なプログラマはどう考えるか」といったことが書かれているのもポイントです。
内容的にはサンプルの解説が多く、演習問題も用意されているため、「考え方の解説だけで終わり」ということもありません。そのため、「プログラム言語についてまったく知らない」という人にはあまりおすすめできませんが、新人プログラマや、それを目指すために勉強を始めたばかり、という人には役に立つ良書です。
また、「自分は直接プログラムはしない」というシステムエンジニアにとっても「プログラマ的な考え方を学べる」という点で参考になるでしょう。

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