文系システムエンジニアの強みを志望動機に盛り込む

理系システムエンジニアの志望動機

理系システムエンジニアの強みと言えば、やはり知識量の多さではないでしょうか。大学時代に工学部、とりわけ情報系の学科を専攻していた方や、IT系の専門学校で勉強をしてきた方は、社会人になる前の段階でシステムエンジニアに必要なスキルを有していることになります。特に、前職でもシステムエンジニアとして活躍してきた方は、「これまでの経験を活かしたい」という思いを志望動機に盛り込むことができます。
また、数字に強く、ロジカルな考え方ができる傾向にあるのも理系システムエンジニアの強み。論理的思考はシステム設計や問題解決の際に必要となるため、そのスキルを志望動機に関連付ける人も少なくないでしょう。

文系システムエンジニアの志望動機

文系出身でありながらシステムエンジニアを志すということは、在学中、もしくは社会に出てからシステムエンジニアの仕事に興味を持ったということではないでしょうか。その「興味を持った理由」こそ、志望動機の一つになります。「ものづくりが好き」「ITに興味がある」など、理由は人それぞれあるでしょう。大切なのは、システムエンジニアという畑違いの仕事になぜ就こうと思ったのか、その理由をしっかりと伝えることです。その際、「なぜその会社を選んだのか」という点についても言及できれば、採用担当者に情熱が伝わりやすいでしょう。
コミュニケーション力や表現力に自信がある文系出身者の場合、その能力が志望動機としてのアピール材料になります。なぜなら、コミュニケーション力はチームや顧客と円滑な関係性を築くうえで欠かせないものですし、表現力は開発プロジェクトの内容をメンバーに共有する際にとても重要なスキルだからです。こういった能力は短期間で習得できるものではないからこそ、重宝がられるでしょう。

文系だからこそ資格取得を目指す

文系出身の方がシステムエンジニアを目指すのであれば、採用担当者に学ぶ意欲があることを見せるのも大切です。そのためにも、仕事に活かせる資格を取得しておくことをおすすめします。最初から難しい資格にチャレンジする必要はありません。まずは、ITパスポートや基本情報技術者試験といった比較的難易度の低い資格から取得していき、徐々に難易度を上げていきましょう。独学での習得が難しい場合は、学習サイトを活用したり勉強会に参加したりする方法もあるので、ぜひ自分に合う勉強法を取り入れてみてください。

文系でも魅力ある志望動機は作れる

文系システムエンジニアは、知識面では理系エンジニアに及ばないかもしれません。ではなぜ、世の中に文系システムエンジニアとして活躍する人が増えているのでしょう。理由の一つとして、システムエンジニアの仕事に文系の力が求められているということが考えられます。文系出身であることを強みと捉えることができれば、魅力的な志望動機が作れるはずです。理系システムエンジニアと同じ土俵で競うのではなく、文系ならではの柔軟な視点を志望動機に盛り込むことを意識してみてはいかがでしょう。

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