未経験でもなれる!システムエンジニアへの道
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プログラマは文系大学出身でもプログラミングの経験がなくても、IT企業に入社後の研修などで学ぶことで普通に働くことができるようになります。実際にIT企業で働いている文系出身者は5割近いと言われています。しかしそれは逆に言えば誰にでもプログラマにはなれるということで、競争相手が多いということでもあります。給与が安くてすむアジア系のプログラマや次々入社してくる若いプログラマたちと常に競って勝っていかないと会社での居場所がなくなります。
このようなことから、将来を考えるとシステムエンジニアにステップアップしたいと思う人も多いのではないでしょうか。
システムエンジニアの基本的な仕事は「顧客の要望をまとめること」「設計書を作成すること」「プログラマへの仕事の指示」「計画進行を管理すること」になります。
プログラマに比べると顧客や会社の幹部、そしてプロジェクトメンバーなど、より複数の人々と仕事を進めていく「コミュニケーション能力」が必要なことがわかります。
そして顧客の要望を聞いて設計書を作成するという事は、顧客がお金を出したいと思える企画を提案するという事ですので「仕事を作り出す能力」も必要になります。この仕事を作り出す能力は利益を生み出すのが目的の企業にとって重要な能力ですので、これができるシステムエンジニアはかなり高く評価される可能性があります。
それが出来るようになるためには提案書を数多く書いて提出したり、効果的なプレゼンの練習をしたり、コンペに参加をして実情を知ったりするなどの努力が必要になります。その他にも業界内のコンテンツの標準レベルや価格を知る事も必要ですし、人脈を広げるためにパーティや異業種交流会へ積極的に参加することも必要になってくるでしょう。
技術者としての能力だけを磨くのではなく、企画力や高いプレゼン能力を持ち、業界内の情勢も独自の人脈で把握できるようになると、一歩上のシステムエンジニアになる事ができます。すなわち「コンサルタントとしてのシステムエンジニア」です。
「こんなシステムが欲しいんだけれどできますか」と相談されてシステムを作り出すのが普通のシステムエンジニアだとします。一方で会社の経営戦力会議から参加を始めて、その企業に必要なシステムを将来を見こした上で提案できるようになるのがコンサルタント能力のあるシステムエンジニアです。顧客以外の同業種の会社の状況などを把握していることも必要になり、幅広い視点を持っている人でないと務まらない仕事です。また定期的に顧客の元へ通って話をしたり相談に乗れるかなり高いコミュニケーション能力も必要になります。定期的に現行のシステムを高めたり改良していく絶え間ない努力も必要になりますし、チームを率いる統率力も重要になります。
このようなシステムエンジニアは貴重ですのでかなり高い待遇で扱われることも可能になるでしょう。